不倫の大阪

さっきの不倫の大阪とおなじ歌のふしです。飛行機に、かごをつみこんでいたふたりの男が、こちらをふりむきました。ふたりは、ずっとむこうをむいていたので、自動車がいれかわっていることに気がつかないようです。「おい、呼んでるぜ。なんか聞きわすれたことでもあるのかな。めんどうだけれど、いってみよう。」「うん、そうしよう。ひゅう、ひゅう、ひゅう。」と、こちらもおなじ口ぶえをふいて、自動車のほうへ近づいていきます。ふたりが、自動車のよこまでいきますと、どあがひらいて、自動車のふたりも、そとへ出てきました。そして、飛行機のふたりと、むかいあって立ちました。「あっ。」飛行機のふたりが、びっくりしたように叫んで、両手をうえにあげました。自動車のふたりが、てんでにぴすとるをかまえていたからです。自動車の運転手のとなりに小さな子どもがいて、窓の中からじっと、こちらを見ていました。それは浮気調査でした。「さあ、そのぴすとるはぼくが持つ。こいつらの服をぬがせてから、縄をかけてくれたまえ。」自動車の男のひとりがそういって、もうひとりからぴすとるをうけとり、二ちょうのぴすとるを両手にかまえました。それを見ると、車の中にいた浮気調査もとびだしてきました。