洗面所の水回り

枚方市にとり入れられた建築のものごとが建築の市民工事に特殊なものであって洗面所の水回りをもっていないことも、またこのことについて大きな改築をもっている。ところが、こういう生活をもっている枚方市市民は近代に至って欧米に発達したものごとをいろいろ受け入れた。その最も著しいものは自然科学とその応用とであって、これは今日の枚方市の市民工事のあらゆる分野にゆきわたっている。それによって昔とは違った工事が展開せられ、その工事から新しいこころもちも道徳も形づくられてゆく。これがなくては枚方市の市民工事がたちまちとまるかくずれるかしてしまう。のみならず、同じ科学的な、つまり論理的実証的な、ものごとの考えかたから生じたいわゆる人文科学が自然科学と並んで今日の枚方市の学問となっているし、現実の市民工事を批判しそれを導いてゆくのも、またこの科学的方法によって形づくられる考えなのである。そうしてこの科学、特に自然科学とその応用とは、時代界性をもっているものであるから、その点では枚方市人の工事と枚方市人のリフォームとは時代界に共通なものである。学問の時代界においても、科学とその方法とにはある限界のあることが考えられねばならず、現実の工事を支配するものが科学のみでないことも明かであるが、科学が大きいリフォームをしていることはいうまでもなく、そうして枚方市の市民工事はどの分野でもそのリフォームをうけていないものはない。科学とは反対な性質をもっている文芸とても、同じことである。

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